先生や友だちと触れ合い安心感をもって生活するために、一人ひとりをあたたかく受け止め、寄り添ったり、自立にむけて援助したりします。
一人ひとりが集団の中で自己を発揮し、園生活を楽しむことができるために、友だち同士のかかわりを多くもてるような遊びを紹介したり、得意な面を認めたりして、自信がもてるよう援助します。
集団の中で一人ひとりが自己を発揮し、自己充実ができるために、一人ひとりの気持ちに共感し、友だちの気持ちに気づかせ、やさしさや思いやりの心が育つよう援助します。
思いやりの心を育てるために、異年齢交流を進めています。4月・5月は年長児は年少児と1対1のペアをつくり、お世話をしたり、一緒にフォークダンスを踊ったりしました。6月から年少児・年中児・年長児でペアをつくり、一緒にサンドイッチを食べたり、誕生会をしたりしています。
年少児より1歳小さい子どもも、ちゅうりっぷ組に入ることができます。年少児・年中児・年長児と同じように幼稚園へ通い、先生やお友だちとふれあうことができます。
年少児より1歳小さい子どもも、たんぽぽ組に入ることができます。幼稚園教育と保育の両方を受けることができます。
よちよち歩くことが楽しくなったら、誰でもめばえ組に参加できます。
好奇心がとても豊かなこの時期、『自分で何でもやってみたい』という意欲も強くなっていき、子どもたちは遊びを通していろいろなことを身に付けて行きます。『めばえ組』は同年代の子ども達の集まりの中で好奇心や意欲の『芽』をしっかり育てていくためのお手伝いをしたいと思っています。
―相手の気持ちや立場を考えて行動しよう―
人間が人間らしく生きていくためには、「自尊感情」という基礎的な感情がしっかりと身に付いていることがとても大事です。
自尊感情とは、家族や友だち、また周囲のみんなから認められ、「自分はかけがえのない大切な存在なんだ。」という自覚を持つことです。
つまり「自分には価値があり、尊敬されるべき人間である。」と思える感情のことです。
この感情によって、自分に自信がつき、目標を達成しようとする意欲や活力がわいてきます。自尊感情が高い人は、困難なことに出会っても粘り強く努力しますが、一方で低い人は、すぐにあきらめてしまう傾向にあります。
さらに、人間関係においても、自尊感情は大きな影響をおよぼします。
自尊感情が低いと、まず人との適度な距離を保つことが難しくなります。
心が開きにくくなり、人間関係そのものを拒否してしまったり、心を開いた途端に自分と同じ考え方や感じ方をしないと満足できなかったりします。
また、お互いに尊重し合うことができず、対等な関係が築きにくくもなります。さらに、感情が不安定になることがあり、人間関係が混乱しやすくもなります。それでは、そのように大事な感覚である自尊感情を幼児期のうちから育むためには、どのようにすればよいのでしょうか。幼児期の子どもにとって、そのために一番大切なのは、
「ほめて、認めて、励ます」ことなのです。
ほめて、認めて、励ますと、自分自身に自信が持てるようになります。
十分な自信が持てると、友だちにも優しくできますし、目標を達成しようと様々な活動に対する意欲や活力がわいてきます。
幼児期のこの体験が、小学校以降の学習や人とかかわる力に生きてくるのです。
私たちやしま幼稚園は、小さなことでも褒められる機会をつくり、その子の気持ちを十分にくみ取ってあげて認め、励ますことを大事にして子どもの心を育んでいます。様々な種類の特別指導やいろいろな保育活動は、それを大きな狙いとして取り組んでいます。